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日野、大型・中型トラック1.7万台リコール

2016年7月27日 (水)

行政・団体日野自動車は27日、大型・中型トラックで不具合があるとして、国土交通省にリコールを届けたと発表した。対象は2010年10月22日から15年9月4日までに製造された「日野プロフィア」と「日野レンジャー」計1万7704台。

同社の発表によると、対象トラックの後二軸駆動の二軸間に装着される差動機構で使用する部品の製造が不適切なため、トランスミッションなどの伝達装置でエンジンからの動力を入力する回転軸の回転バランスがとれていないものがあるという。

回転がアンバランスとなってベアリングが損傷し、そのまま使用を続けるとベアリングが焼き付き、回転軸が折れ、最悪の場合はプロペラシャフトが脱落して走行不能となるおそれがある。

この不具合を受け、同社は対象の全車両で該当部品を良品に交換し、ディファレンシャルオイル量を点検してオイル量が不足している場合は、ディファレンシャルキャリア一式を良品と交換する。

交換用部品の全数供給に時間がかかるため、オイル漏れの点検を行い、漏れがあった車両から順にインタアクスルディファレンシャルを良品と交換する。