【年頭所感】震災で物流の重要性評価［路線連盟］

話題日本路線トラック連盟の南義弘会長による年頭所感は次の通り。

■「震災で物流の重要性評価」
昨年度でのトラック運送業界の貨物総輸送量は、年度全体で12年連続のマイナスとの見通しであり、ことしも内閣府発表の直近の景気一致指数と街角景気では、下げ止まり、あるいは、現状判断指数は悪化と先行き不安に高まりをみせており、依然として予断を許さない厳しい1年になることが予測される。

円高が継続するなか、高止まりしている燃料価格や、中・小型車への装備が検討されているデジタルタコグラフなどのコスト増も控えており、更なるコスト削減に向けた取り組みはもとより、適正なコストの転嫁への取り組みも必要と思われる。

先の大震災発生時でも物流の重要性は、ハード面だけでなくノウハウの優位性に対しても多くの評価をいただいたところであり、輸送をもって社会に貢献することが、業界の地位向上と繁栄に結びつくものと確信している。ことしも輸送の使命に徹し安全と秩序の確保に向けて取り組んでいきたい。