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電気化学工業、アフリカの需要拡大で新工場建設

2012年1月10日 (火)

アパレル電気化学工業は10日、ウィッグ(カツラ)・ヘアピース用合成繊維「トヨカロン」の製造工場をシンガポールに新設すると発表した。初期投資として30億円を投じる新工場の生産能力は年1万トンで、2013年から稼働を開始する。

 

主要販売先のアフリカで頭髪製品市場が拡大していることから、同社大船工場(神奈川県鎌倉市)のトヨカロン製造設備はフル稼働となっており、今後も頭髪製品の需要拡大で年10%以上の伸びが見込めるため、新工場を建設して段階的に能力を倍増することにしたもの。

 

新工場は、物流や税制面などで優位性があるシンガポールに開設する。同社の子会社「電化アドバンテック社」の溶融シリカ工場近くに建設し、新工場を同社の第2工場として一体運営することで、シンガポールを戦略拠点に据えた積極的な海外展開を図る。