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17年には関西拠点が稼働、東名阪で高付加価値当日配達

ヤマト新拠点、関東・中部間の当日配達基盤整う

2016年9月8日 (木)
外観
 

ロジスティクスヤマトホールディングスは8日、関東・中部間で当日配達を実現するインフラの完成を発表した。「スピード輸送ネットワークと付加価値機能を一体化」を掲げる総合物流ターミナルとして、愛知県豊田市に「中部ゲートウェイ」(中部GW)を竣工、10月1日から本格稼働を開始する。

同社は関西エリアでも「関西ゲートウェイ」の建設を進めているところで、2017年秋には稼働を開始し、東名阪の主要都市間で宅急便の当日配達が実現する。

内観中部ゲートウェイは、ヤマトグループがEC市場の拡大に対応するため、2013年に発表した「バリュー・ネットワーキング構想」で中部エリアの基幹拠点の役割を果たすために開設したもので、この構想を実現する拠点としては「羽田クロノゲート」「厚木ゲートウェイ」「沖縄国際物流ハブ」に続き、ネットワーク構造改革の一翼を担う。

現地は新東名高速道路(伊勢湾岸自動車道)豊田南ICに近く、名古屋港まで30分、中部国際空港まで45分と多様な輸送モードに対応できる好立地。中部GWが稼働することで、既存の羽田クロノゲート・厚木GWと結び、ゲートウェイ間の多頻度幹線輸送が可能になる。

これは関東・中部間で「宅急便」の当日配送基盤が整うことを意味しており、入居するグループ会社6社によるマージ、キッティングといった付加価値機能と24時間稼働の最新マテハン設備、航空便やJITボックスチャーター便など多様な輸送モードを連携させる。

■中部GWの施設概要
名称:中部ゲートウェイ
所在地:愛知県豊田市生駒町切戸21-1
敷地面積:3万6996平方メートル(1万1191坪)
延床面積:6万4980平方メートル(1万9656坪)
構造:鉄骨造・6階建て
竣工:2016年9月8日
営業開始2016年10月1日
入居会社:ヤマト運輸、ヤマトグローバルエキスプレス、ヤマトロジスティクス、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン、ヤマトフィナンシャル、ヤマトボックスチャーター