ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

位置と映像で作業者管理、凸版印刷が来春発売

2016年9月13日 (火)

サービス・商品凸版印刷が開発した「位置と映像で作業者を管理」する仕組みが、来春にも本格的に利用できるようになる。工場、倉庫などの屋内施設だけでなく、屋外でも低コストで構築できるのが特徴。

ブルートゥース技術を活用して作業員の名前や位置などの識別情報とカメラ映像を連動させたもので、新たな作業者管理システム「BLE/NVR監視サービス」のサービス名で月内にも評価版の提供を行う。

凸版印刷は、BLE(Bluetooth Low Energy)技術とNVR(ネットワークカメラの映像をIPネットワークを経由して録画する機器)技術をそれぞれ得意としている2社と共同で開発した。作業員の氏名や位置などをBLEセンサーで検知し、監視映像と連動させることで、作業者の位置情報を精確に取得、管理する仕組みとなっている。

位置と映像で作業者管理、凸版印刷が来春発売

例えば建設現場へ監視カメラにBLEセンサーを組み込んだ装置を設置し、作業者はID証として、カード型のBLE端末を携帯。作業者が近づくとセンサーが自動的に検知し、何時に特定地点に誰がいたかが記録され、タブレット端末やPCでリアルタイムに確認できる。さらに、ネットワーク監視カメラと連動し、監視カメラの映像にセンサーが読み取った作業者情報を同時に表示させることで人物の特定、確認を容易に行うことが可能になる。

従来のICカードによる管理システムと異なり、作業者はICカードリーダーにカードを読み取らせるなどの動作は必要なく、コスト面でもハードウエアやシステム導入のコストを従来のアクティブタグやWi-Fiによる管理システムの半額程度に抑えるという。