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凸版印刷、東京23区内にデータセンター建設

2012年11月16日 (金)

拠点・施設凸版印刷は16日、東京23区内に「トッパングループ・データセンター」(仮称)の建設に着工し、来年10月から稼動を開始すると発表した。

新設するデータセンターは、東京都内で災害リスクの低い地域を厳選し、都市型データセンターとして堅牢な建屋を建設。

高効率の空調設備、きめ細かな温湿度管理などにより、サーバ設置エリアでエネルギー効率の指標PUE値1.45以下を目指すなど、省エネルギー化の面で最新鋭の機能を備える。

また、建物内はセキュリティレベルを複数段階に設定し、それぞれのレベルに合わせたセキュリティ対策を実施。ICカードや生体による入退室認証や金属探知機、監視カメラなどを通常のデータセンターよりもきめ細かく導入・設置する。

関西地区にバックアップデータセンターを年度内に構築し、同センターとの連携により、事業継続性(BCP)対策の強化を図る。

新データセンターで、トッパングループの基幹システムを集約、堅牢な環境で集中管理を行うことにより、安全性と効率性の向上を図る。

また、顧客向けとして各工場と高速ネットワーク接続を行い、データ処理などBPOサービスまでを支援。トッパングループのIT基盤を強化し、グループ全体で強みを活かしたトータルソリューションの提供を可能にする。

■施設概要
名称:トッパングループ・データセンター(仮称)
所在地:東京都23区内
規模:鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)4階建
延床面積:9668平方メートル
災害リスク:地震発生時の堅牢な地盤、水害リスクが少ないなど
堅牢性:等価固有周期4秒以上、サーバ室応答最大加速度200gal以上、応答最大変位350mm
省エネ対応:高効率の空調や給電設備、温湿度管理などにより、サーバ設置エリアPUE1.45以下
セキュリティ対応:ICカードや生体による入退室認証、監視カメラを建屋内、建屋・敷地外周に設置
事業継続性(BCP):関西地区に構築中のバックアップセンターと連携、0.5日以内に縮退運転可能
竣工:2013年9月末