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物流施設の監視システムに採用

三井不動産、クリュー社に出資し映像データ活用事業参入

2014年12月10日 (水)

サービス・商品三井不動産は10日、高画質な映像データ分析を低コストで行える監視カメラ、監視システムが特徴のクリューシステムズに出資し、自社社員を派遣することで映像データの活用事業へ新規参入する、と発表した。

すでに同社管理のオフィスビル、商業施設、マンション、物流施設などの監視システムとして、クリューシステムズの映像監視ソリューション「SeeIT」の採用を開始しており、今後、クラウドを利用した映像分析の活用が幅広い分野に広がるとみて、この機器・ソリューションの販売を強化することにした。

また、他社の監視カメラや映像分析ソフトに対しても独自技術をライセンス提供することで、システム全体のプラットフォーム化を進める考え。

クリューシステムズは、クラウド技術を利用する高画質なデジタル映像データの管理を得意としており、SeeITが鉄道の踏切監視などに採用されている。複数拠点や遠隔地の大容量映像データをクラウド上で統合的に扱うことができ、ナンバープレート認識、エリア侵入検知、異常検知といったセキュリティ関係の映像データ分析ソフトを低コストで利用できる。

同社はこの特性を利用することにより「これまで限られた範囲でしか採用されなかった高度な監視映像システムが、社会全体に急速に普及することが期待される」としている。

三井不動産、クリュー社に出資し映像データ活用事業参入