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ニチユ、バッテリーフォークをフルモデルチェンジ

2012年1月12日 (木)

サービス・商品日本輸送機(ニチユ)は11日、バッテリーフォークリフト「TRINCA(トリンカ)」をフルモデルチェンジし、全国のニチユMHI販売店を通じて発売した。年間400台の販売を目指す。

 

軽快感のあるフォルムでデザインを一新。展開機種は、従来の1-2トン積5モデルから、新設定の0.9トン積・1.6トン積の2モデルを追加した「スタンダードシリーズ」と、長時間稼動が可能な「L2シリーズ」3モデルの合わせて10モデルに倍増。

 

東日本大震災後、急速に物流部門で節電意識が高まり、フォークリフトの電力消費量が把握できる装置へのニーズも大きくなってきたと判断し、業界で初めて電力量計を標準搭載した。

 

今回のモデルチェンジ車を導入すると、バッテリーフォークリフト1台ごとの充電時の電力使用量から電気料金やCO2排出量の把握が容易になり、ランニングコスト削減にメリットがあるとしている。

 

また、乗り降りが楽な車体構造と合わせて操作性を格段に向上させる新機能「ピッチング制御」などを採用。快適な操作性を実現した。雨天時の屋外使用に配慮し、従来モデル(IPX3)より防水性を強化して防沫型「IPX4」(JIS規格)相当とした。車体内部に搭載するCPUコントロールボードなどへの浸水を防ぐことで制御機器を保護している。

 

さらに、フォークリフトによる災害事故防止の安全対策として、離席時のブレーキの掛け忘れを防止する「ブレーキ警告機能」をトリンカ80シリーズから新規採用。一方で、登坂・降坂時の安全な走行を実現するセーフティークルーズなどの最新技術により、機能性、安全重視の車体設計はそのまま継続した。

 

主な機種の希望小売価格(京都工場渡し・税別)は次の通り。
■スタンダードシリーズ
FBT9P-80-300(定格荷重900kg):249万円
FBT15P-80-300(1500kg):302万1000円
FBT20PN-80-300(2000kg):338万3000円

 

■L2シリーズ
FBT16PB-80-300(1600kg)383万9000円
FBT20PBN-80-300(2000kg)400万円
販売計画台数(国内)年間400台