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NTTコムとNCS、AI実験で危険運転の自動検知成功

2016年9月26日 (月)

サービス・商品NTTコミュニケーションズと日本カーソリューションズ(NCS)は26日、車両から取得するドライブレコーダーや速度などのデータを人工知能(AI)で解析する共同実験を行い、危険運転を高い精度で自動検知することに成功した、と発表した。

NTTコムとNCS、AI実験で危険運転の自動検知成功

▲ヒヤリ・ハット判別に使用する時系列マルチモーダルデータ例

今後は路面、交通状況などAIが自動認識する対象を拡大するとともに、映像やセンサー情報のビッグデータ解析を進め、危険運転の検知・解析の高度化を目指す。

実験では、NTTサービスエボリューション研究所の移動状況推定技術を用いたAIにより、ドライブレコーダーなどが記録する時系列のマルチモーダルデータを分析することで、飛び出してくる自転車などとの接触事故になりかねない危険な運転を85%の精度で自動検出したという。

こうした出会い頭事故は、交通事故のなかで追突に次いで2番目に多く、24%を占めている。

両社は、実験で得られた成果をさらに進化させ、交通事故削減ソリューションサービスの向上を目指すとともに、映像、センサー情報のビックデータとAI技術を活用した新たなビジネスの可能性も検討する。