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第一精工と凸版印刷

臭いに応じて自動消臭するサービスを共同開発

2019年6月4日 (火)

サービス・商品第一精工(京都市伏見区)と凸版印刷は3日、センサーやAIを組み合わせて食品の品質管理や空間上の臭気検知などの課題を解決する「匂いセンシング事業」をアライアンス体制で進めていくことに合意した、と発表した。

第一精工が開発する匂いセンサー「nose@MEMS」(ノーズアットメムス)を使用した匂いのセンシング結果を凸版印刷のAIで解析し、匂いを識別、判断する。今後、両社はセンサー、AI、データベース、アプリケーションといった一連の「匂いセンサーエコシステム」の構築を目指す。

食料品の品質・鮮度管理、工場などでは、危険臭気検知、呼気や体臭から疾患検知、ホテルや介護施設、自動車内の空間品質管理など、匂いをセンシングすることで解決できる課題が多くあるものの、センサーとソリューションを組み合わせたサービスはこれまでなかった。

今後は凸版印刷のソリューションに匂いセンシングを組み合わせることで、臭いに応じて自動的に消臭や芳香を実現するサービスの提供を目指す。