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内海造船、光洋海運向け旅客船兼自動車航送船が進水

2016年9月28日 (水)

荷主内海造船は28日、瀬戸田工場(広島県尾道市)で建造中の光洋海運向け8800総トン型旅客船兼自動車航送船「ブルーハピネス」を同日進水したと発表した。2017年2月28日に引渡しを行う。

同船は車両甲板を3層備え、多彩な車両積み付け台数を実現したほか、12メートルトラック70台、8メートルトラック1台、乗用車30台を積むことができる。船型は球状船首・単胴型普通船尾を採用し、推進性能と耐航性の向上を図っている。

航海中の横揺れを軽減するため、船体中央部にフィンスタビライザを装備。船首にバウスラスタ、船尾にスタンスラスタ2台と低速時の最大舵角45度が可能なマリナー舵を備えるとともに、可変ピッチプロペラを装備して操船性を向上させた。

また、昇降設備としてエスカレーターを装備し、高齢者・身障者のバリアフリー設備として車両甲板から客室エントランスに直接移動可能なエレベーターを右舷側に設置している。

■主要目
全長:144.13メートル
幅(型):23メートル
深さ(型):14.1メートル
計画満載喫水(型):5.9メートル
構造喫水(型):6メートル
総トン数:8800トン
載貨重量:3440トン
車両搭載能力:12メートルトラック70台、8メートルトラック1台、乗用車30台
旅客定員:583人
乗組員:33人
主機関:日立造船-MAN B&W 6S50MC-C8.2型ディーゼル機関1基1軸
連続最大出力:9945キロワットx127min-1
航海速力:20ノット
資格:JC第二種船(沿海区域)
船籍港:北海道函館市
起工:2016年2月15日
進水:2016年9月28日
完工:2017年2月28日