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内海造船、川崎近海向けRORO船「富王丸」進水

2016年5月20日 (金)

荷主内海造船は20日、因島工場(広島県尾道市)で建造中の川崎近海汽船向けRORO貨物船「富王丸」が、同日に進水すると発表した。

同船の積載貨物はシャーシ、乗用車、重車両で、4艙の車両艙を持つ。1層に乗用車艙、3層にシャーシ、トラック、重車両を積載できる。

「ステップ」と呼ばれる浪中の波を抑える船首喫水線上の板状の省エネ装置のほか、船尾省エネフィン、省エネバルブ付き舵などにより、燃費性能に優れた船型となっている。

また、航海中の横揺れを防ぐための装置「フィンスタビライザ」「アンチローリングタンク」を備えているほか、「バウスラスタ」や「スタンスラスタ」を装備し、離接岸の性能向上を図っている。

■主要目
全長:173.1メートル
長さ(垂線間):162メートル
幅(型):27メートル
深さ(型、上甲板):22.6メートル
構造喫水(型):6.9メートル
総トン数:1万1430トン
車両搭載台数:12メートルシャーシ(1万2000×2500)163台
乗用車(5000×1700)
主機関:MAN B&W 9S50ME-C8.2型ディーゼル機関
連続最大出力(機関出力UP-RATING採用)1万5930キロワット×135min-1
速力:試運転最大24.8ノット
航海速力22.6ノット
船級:日本海事協会
船籍:東京
起工日:2015年12月15日
進水日:2016年5月20日
完工:2016年9月下旬