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川崎重工、可搬質量700キロのパレタイズロボット発売

2016年10月20日 (木)

サービス・商品川崎重工、可搬質量700キロのパレタイズロボット発売川崎重工業は20日、高速パレタイズロボット「CPシリーズ」に最大可搬質量700キロまで対応可能とした新製品「CP700L」を11月1日から販売開始すると発表した。

CP700Lは、物流工程の箱物、袋物などを対象とするパレタイズロボット。従来のCPシリーズと主なアーム構成部品を共通化してアーム本体をコンパクトにすることで、本体質量軽量化しつつ可搬質量700キロを実現した。

制御部は、パレタイズ作業の減速エネルギーを電力として再利用する電力回生機能を持つ「小型・省エネコントローラ」に対応。これにより省エネルギー・CO2排出量削減を図っている。

また、パレタイズ専用ソフト「K-SPARC」を使用すれば、パソコン上でワーク、パレット、積み付けパターンを選択するだけで簡単に動作プログラムを生成することが可能。加えて、レイアウト検討や動作シミュレーションも行うことができる。

CPシリーズは、2015年に発売したもので、これまで可搬質量180キロ、300キロ、500キロの3機種となっていた。同社は、グローバル化の進展に伴い、物流のさらなる効率化や高負荷対応ニーズが高まっていることから、700キロまで対応した新製品を開発することとした。販売価格は800万円となっている。

■CP700L概要
発売日:2016年11月1日
国内販売価格:800万円
アーム形式:垂直多関節
動作自由度:4軸
最大可搬質量:700キロ
位置繰り返し精度:プラスマイナス0.5ミリ
本体質量:1750キロ
搬送能力(負荷質量):1時間あたり900サイクル