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川崎重工、中型パレタイズロボットを発売

2011年7月8日 (金)

産業・一般中型パレタイズロボット「RD80N」川崎重工業は7日、中型パレタイズロボット「RD80N」を15日に発売すると発表した。

 

今回発売するRD80Nは、物流工程で段ボ-ル箱や袋物などをパレットに積み込む作業などを行なうもので、従来機種「FD50N」の優れた性能をさらに進化させ、速度、繰返し精度などの性能を大幅に向上させた最大可搬質量80キログラムの垂直多関節型ロボット。

 

アームの軽量化や高出力・高回転小型モータの採用により、従来機種に対して最高速度や加減速度を向上させるとともに、可搬質量を30キログラム増大させた。

 

これにより、処理能力が約25%向上し、同クラスでは最高となる1時間あたり900サイクルのパレット積みを実現した。さらに、ハンドの設計自由度が高まったことで、より重量のあるワークでも複数同時に積み込むことが可能となった。

 

同社は、RD80Nと高速ピッキングロボット「YF03N」、中・小型汎用ロボット「Rシリーズ」とを組み合わせることにより、ベルトコンベア上を流れる食品の高速箱詰め作業から、ダンボール箱への梱包作業、パレット上へのパレタイズ作業まで、コンパクトで生産性の高い自動化システムを提供する。メーカー希望国内販売価格は500万円(税別)。