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川崎重工、1トン対応の超重可搬・高剛性ロボットを開発

2015年9月1日 (火)

サービス・商品川崎重工、1トン対応の超重可搬・高剛性ロボットを開発川崎重工業は1日、同社最大となる可搬質量1トンの超重可搬・高剛性ロボット「MG10HL」を12月2日から発売すると発表した。

自動車や船舶、鉄道車両、航空機などの大型製品のほか、1トンを超える重量の鋳造品・鍛造品、資材・建材など超重量物の搬送ニーズが高まっていることを受け、これまでの最大機種「Mシリーズ」(最大可搬質量700キロ)に加え、汎用用途に適用できる超重可搬ロボットとしてMG10HLを開発した。

MG10HLは最大リーチ4005ミリ、上下ストローク4416ミリの広い動作範囲を持ち、最大1トンの重量物をハンドリングが可能し、オプションで1.5トンまで対応できる。第1軸から第3軸にモーターを2個ずつ配置することで、従来機種とのモータ互換性を確保しながら、高トルク、重可搬質量を実現した。

また、第2軸と第3軸の駆動機構にボールネジを採用することにより、カウンターウェイトを使用せずに重可搬質量を実現。従来にない剛性を生かし、耐高反力性が求められる用途への活用を見込む。

ロボット本体を軽量・コンパクトに仕上げることで設置レイアウトの自由度を高め、対象物の変更に柔軟に対応できる汎用性をもたせた。