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NEC、物流と製造・小売つなぐIoTソリューション

2016年10月28日 (金)
NEC、物流と製造・小売つなぐサプライチェーンソリューション
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サービス・商品日本電気(NEC)は27日、IoTを活用し企業間で生産進捗や配送進捗、店頭在庫状況などをリアルタイムに共有する「サプライチェーンマネジメントIoTソリューション」を販売開始したと発表した。

このソリューションは、企業ごとに収集した生産や配送進捗などの情報をクラウド上で共有するデータベースに蓄積することで、「取引先の状況を正確に把握したうえで、自社の業務計画を変更する」といったことが可能なもの。今回は製品の第1弾として物流業と製造業、物流業と小売業をつなぐソリューションを提供する。

物流・製造向けでは、段ボールやパレットなどに取り付けたRFIDタグ、センサーを活用し、工場の出荷倉庫に保管された完成品在庫の品番・数量・位置を物流業と製造業がリアルタイムに共有可能とするソリューションを提供する。これにより、集荷時期や車両配置の最適化、出荷倉庫のスペース削減などを実現。

物流・小売向けでは、デジタルタコグラフやスマートフォンなどのGPS対応機器から収集した配送車両の位置情報をもとに、出荷から配送完了までの配送進捗や店舗への到着予測時刻などを物流業と小売業がリアルタイムに共有可能とするソリューションを提供。配送先の店舗での荷受け要員の待機工数の削減などを可能にする。

今後は、小売業の店頭在庫や販売状況、顧客動向などの情報を製造業や物流業との共有を可能とすることで、生産量や店頭への配送時期の最適化ができるソリューションも展開する。ソリューションの価格は月額1万2000円(税別)からで、2017年1月から提供開始する。

(画像:日本電気)