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日本ガイシ、米国で半導体製造装置関連事業を買収

2012年2月2日 (木)

M&A日本ガイシは2日、米国の半導体製造装置用金属部品の製造子会社「FMインダストリーズ」(カリフォルニア州フリーモント)が1日付で、米国最大の産業ガスメーカー、プラクスエア(コネチカット州ダンベリー)から半導体製造装置用部品の製造と同部品の表面処理(コーティング)を行うアドバンストコンポーネンツ事業を買収することを決めた、と発表した。

 

この事業買収により、半導体製造装置用セラミックスの事業基盤を強化し、エレクトロニクス事業のさらなる成長を目指す。

 

プラクスエアのアドバンストコンポーネンツ事業は、同社の子会社「プラクスエア・サーフェース・テクノロジーズ」(インディアナ州インディアナポリス)の1部門で、半導体製造装置用部品の製造と同部品の耐食性を高める表面処理(コーティング)を手掛けている。ニューヨーク州ポキプシーとアリゾナ州フェニックスに製造拠点があり、売上高は2800万ドル(2011年実績)で、従業員数は約70人。

 

日本ガイシは2002年にFMインダストリーズを買収、10年には同社がLJエンジニアリングアンドマニュファクチャリング(米国カリフォルニア州サンタクララ)を買収し、両社の金属加工技術やモジュール製造技術と同社のセラミック技術を組み合わせることで、半導体製造装置用セラミックス事業を拡大してきた。

 

プラクスエアからアドバンストコンポーネンツ事業を買収することで、半導体製造装置用セラミックス事業をさらに拡大して事業基盤を強化する。