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日系物流企業で初

郵船ロジ、欧州で医薬品輸送品質基準の認証取得

2016年12月1日 (木)
郵船ロジ、欧州で医薬品輸送品質基準の認証取得
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ロジスティクス郵船ロジスティクスは1日、ベネルクス法人の郵船ロジスティクス・ベネルクスがアムステルダム・スキポール空港で航空フォワーダーとして初めて医薬品の輸送品質基準「IATA-CEIVファーマ認証」を11月30日に取得した、と発表した。

CEIVファーマ認証は、国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品温度管理輸送の品質認証プログラムで、「GDPを包括的に網羅」した内容となっていることから「医薬品貨物の航空輸送で高い輸送品質を保ったサプライチェーンを構築」するためのガイドラインとして利用されている。

郵船ロジスティクス・ベネルクスは、アムステルダム・スキポール空港会社を中心にIATA-CEIVファーマ認証を支援するプログラム、「ファーマ・ゲートウェイ・アムステルダム」(PGA)を活用。「医薬品物流の最高品質のサービス確立」を目指し、同認証プログラムに参加した結果、部署ごとのオペレーション改善や必要な設備整備による成果が評価され、認証取得に至った。これにより、同社は医薬品関係の顧客に安全性や高い品質でサービスを提供する基盤が強化されたことになる。

認証はアムステルダム空港のほかにドイツ、ベルギー、フランスなど欧州の主要空港を中心に航空会社や空港ハンドリング会社、外資系フォワーダーが取得しているが、日系物流企業の取得は初めて。

同社は中期経営計画でヘルスケアを産業別強化セグメントと位置付け、欧州では域内5万地点をカバーする定温混載輸送サービス、病院や薬局などエンドユーザー向けの配送に注力している。アジアでは8月にインドネシア・ジャカルタ空港でGDP認証を取得している。