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郵船ロジ、インドネシア物流企業初のGDP認証

2016年8月3日 (水)

ロジスティクス郵船ロジスティクスは3日、インドネシア法人の郵船ロジスティクス・インドネシアがジャカルタ・スカルノハッタ空港発着の航空貨物輸送に関連する通関、配送業務で、同国の物流企業で初めて医療・医薬品の輸送品質基準「GDP」認証を取得した、と発表した。

GDP認証の取得により、同社の輸送サービスはGDPガイドラインに沿って運用されることになる。具体的には、ガイドラインに準拠した定期的なスタッフのトレーニングや点検を実施し、医療・医薬品輸送の安全性を高める。

配送する際には、配送中のリスク評価を行ったうえで納入ルートを決め、温度マッピングを施した輸送車両を使用。輸送中でも温度の逸脱を防止するため、庫内状況をモニタリングする。

保冷車両を含めた自社輸送車両では、GPS追跡機能を用いて配送状況を管理し、通関サービスは自社スタッフが行うことで迅速化と品目内容のシステム管理化による正確性の向上を図る。

同社は2015年9月にアムステルダムでGDP倉庫を開設し、配送網を充実させるなど、欧州を中心に医療・医薬品物流サービスの拡充を行ってきた。インドネシアでの認証取得を機に、今後は欧州で培った実績とノウハウを活かしてアジア他国への展開を加速させる。