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日通、中国で食品輸入1か月短縮の新サービス

2016年12月27日 (火)

フード日本通運は27日、中国の通関・物流会社「中国外運」グループと提携し、中国で通関する際の所要時間を1か月程度短縮する新たな食品輸入サービス「NEXEA−美食特快」を年明け1月5日から販売する、と発表した。

新サービスは現地法人の上海通運国際物流など3社が、中国で食品の通関に強い中国外運グループと提携し、これまで2か月ほどかかっていた中国での食品輸入手続きを20日から30日程度まで短縮する。

華東・華南地域で輸入・保管・配送を行う食品輸入が対象。華東(上海)地域では菓子、飲料、酒類、調味料、香辛料、加工食品、食用油、乾物などを常温で取り扱う。華南(塩田)では日本酒、焼酎、ビール、ワインなどの酒類を扱い、常温と15度前後の冷蔵帯に対応する。

中国では富裕層の拡大、健康・安全志向が高まり、日本産を含む外国産食品ニーズが拡大しているが、食品輸入手続きはラベル表示や必要書類が煩雑で、手続きが長期に及ぶため、生産者・輸入者の障壁となっていた。

こうした課題に対応する美食特快では、通関所要時間の短縮だけでなく、専用の運送保険や中国語ラベルの作成、現地での商社・販路の紹介、日本国内での集荷や中国国内での配送といったオプションサービスを提供し、段階的に荷受け地や取扱温度帯を拡充していく。