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サトー、アジア展開強化へフィリピンに2販社新設

2017年1月5日 (木)

国際サトーホールディングスは5日、フィリピンに販売子会社として「SATOフィリピンズAIDCソリューションズ」と「SATOフィリピンズオートIDSP」の2社を設立した、と発表した。

2社のうちフィリピンズAIDCソリューションズはすでに3日から営業を開始しており、同国経済特区庁(PEZA)から税制などの優遇措置を受ける「PEZA企業」として、ほかのPEZA企業と商取引を行う。SATOフィリピンズオートIDSPは2月から営業を開始し、PEZA非登録企業との取引を担う。

同社はこれまで駐在員事務所を通じて現地パートナー企業による間接販売を支援してきたが、子会社を設立することで同国に進出する日系企業や現地企業との直接取引を始める。

製造、小売、物流、ヘルスケアといった業種を対象に、産業用バーコード・RFIDプリンタ、リーダーやソフトウェア、バーコード印字用ラベルなどのサプライ商品を組み合わせ、顧客の現場に適した自動認識ソリューションを提供する。例えば、製造・小売など業界をまたぐ物流現場の在庫管理やトレーサビリティ管理の効率化の需要を見込み、同社グループのアジア各国拠点で先行する事業経験やネットワークを活用し、関連市場を開拓していく。

サトーグループは積極的なM&Aや各国への営業拠点の新設によってグローバル事業の拡大を進め、近年は製造業で中国から東南アジア諸国へ一部の拠点シフトの動きが見られることから、昨年6月にインドネシアで販売力の強化や工場の新設を含む組織再編を行っている。