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バレンタイン用の「赤いバラ」数百万本、ただ今空輸中

2017年2月13日 (月)

話題バレンタイン用の「赤いバラ」数百万本、ただ今空輸中バレンタインデーを間近に控えたこの時期、航空機の貨物スペースは毎年、バラで満たされる。例えば独ルフトハンザカーゴは茎の長いバラを年間数千トン積み込んでいるが、バレンタインデー前のこの時期は数百万本の赤いバラを空輸する。

通常期は独フランクフルトハブと花を育成している国々の間を週に数回往復しているが、2月は集中する需要に対応するため、自社開発した特殊な鮮度保持資材などの最先端技術を搭載した特別チャーター機をキト(エクアドル)とナイロビ(ケニア)からフランクフルトへ運航させるという。

同社によると、一般的にバラはケニアか南米からその「旅」を始める。これらの国々は最高の成長条件が整い、一年を通してバラ栽培に理想的な気候となっている。バラ農園では1日に数回、バラを収穫した後、すぐに水に入れて冷却。仕分けと梱包を経て空港に直接持ち込まれ、貨物室で完全な温度管理が保たれたコンテナに収容され、航空機に積み込まれる。

そうしてフランクフルト空港に持ち込まれたバラだが、同空港に「滞在」するのはわずか数時間で、ほぼすべてがこの街のマイン川から輸送され、欧州の愛好家の手に届けられる。