M&A三井倉庫は27日、三洋電機ロジスティクスの全株式を4月2日付で取得し、子会社化すると発表した。株式取得に要する費用は、新株予約権の譲り受け価額を含めて242億円。
家電分野を中心として3PL事業に強みを持つ三洋電機ロジスティクスを子会社化することで、三井倉庫が目指す物流プラットフォームの構築につながると判断した。
子会社化は、三洋電機ロジスティクスの全株式の95%を保有する合同会社3PLホールディングスの全持分をロングリーチグループから取得し、併せて三洋電機が保有する三洋電機ロジスティクス株式のすべて(三洋電機ロジスティクスの全株式の5%)、中央三井キャピタルが運営する中央三井プライベートエクイティパートナーズ第七号投資事業組合、中央三井プライベートエクイティパートナーズ第七号アルファ投資事業有限責任組合が保有する新株予約権を買い取る。これにより、直接保有・間接保有を合わせて100%を取得する。
三井倉庫では「三洋電機ロジスティクスの浅野勉社長ら現経営陣は、当社グループ入り後も原則として引き続き三洋電機ロジスティクスグループの経営に携わる」としている。