日本港運協会、ハイパー中枢港湾選定「大いに評価」

ロジスティクス日本港運協会は、阪神・京浜両港が国際コンテナ戦略港湾（ハイパー中枢港湾）に選定されたことを受けて、「戦略港湾の選定を終えて」と題する久保昌三会長名のコメントを発表した。

コメントでは、選定により「産業港湾と港を産業基盤とする港（戦略港湾）に選別できたことを大いに評価する」としたうえで、政府に対して「財政、政策面で大きく関与しなければ、仏作って魂入れずに終わってしまい、近隣諸国から嘲笑の的になる」として、政府の積極的な関与が必要と指摘。

また、重要港湾に選定された一部港湾で「内航フィーダーなどを活用して貨物を集積させようとしているにもかかわらず、外国船に補助金を与えて国内の内航船との競争を阻害」する動きがあると警鐘を鳴らし、「国益に反するこの行為を政府がどのように対処するのか」などと政府の対処を求めた。