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センコー、中国介護業界で商物一体型事業を展開

2017年3月2日 (木)
センコー
空白

ロジスティクスセンコーは2日、中国で介護事業の商物一体型ビジネスを展開するため、介護サービスを展開している「中民居家養老産業」と同日と業務提携した、と発表した。

中民居家養老産業は、中国大手不動産管理企業である中民未来控股集団が、同国内で介護事業を本格展開するため昨年9月に設立した子会社で、介護施設の運営や介護用品販売を行っている。

中国では、慢性的な介護施設、介護師不足などで、設備の整った施設への入居は難しく、供給が追いついていない状況だという。こうしたなか、中民居家養老産業は、今後の介護サービスの発展・拡大を目指し、品質の高い日本の介護設備・用品の輸入と、日中間の物流体制をサポートできるパートナー企業を探していた。

センコーは、1年にわたり中民居家養老産業と議論を重ね、センコーグループの商事部門で高品質な介護関連の商品調達が可能なこと、介護事業を行っている子会社があること、日中間の物流体制が整っていること――などから戦略的パートナーとして提携することにした。

今後、センコーでは提携を機に、商事部門が取り扱う介護設備・用品の貿易販売、グループ会社「けいはんなヘルパーステーション」による介護ノウハウの提供や研修・指導、日中一貫物流の提供など中民居家養老産業の介護事業とセンコーグループの中国での介護サービスの発展・拡大に向け取り組んでいく方針。

(左から田中センコー専務、王夢氷中民養老総経理、福田センコー社長、右から2番目王暉中民未来董事長)