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アスクル、火災響き3月度の売上高9%減少

2017年3月28日 (火)

ECアスクルは28日、3月度(2月21日-3月20日)の月次売上を公表した。3月度単体売上高の前期同月度対比は、物流施設「アスクルロジパーク首都圏」(埼玉県三芳町)で発生した火災の影響を受け、売上高は236億6000万円で9%減少した。

主力分野のBtoB事業は、火災発生後に多少の物流の混乱があったものの、同施設で取り扱っていた物量が9%と少なく、ほかの6センターでカバーした結果、219億5300万円で3.9%減に留まった。稼働日修正後の伸張率は、前年同月度比で稼働日は平日が1日少ないため、0.8%増になると推測され、「火災後も前年を超える成長を継続しており、足元はさらに回復傾向にある」(アスクル)。

一方でLOHACO(ロハコ)は同施設で取り扱っていた物量が62%と非常に大きく、今現在もサービスレベルの回復に向けて顧客からの注文時間を短縮してもらうなど、売上高に大きな影響が及んでいる。売上高は16億5300万円で47%減少した。

ロハコについては、代替センターの設置などにより出荷能力の復旧・拡大を早期に実現し、9月末までに完全復活を目指している。