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4都県で廃棄物収集運搬7業者の許可取消し処分

2017年3月31日 (金)

国内廃棄物処理法で定められた規定に違反したとして、30日までに東京都、埼玉県、栃木県、岐阜県で収集運搬業者7社が許可を取り消された。

東京都は30日、「ファイトサービス」の屋号を用いて一般家庭にチラシを配布し、不用品回収などと称して「一般廃棄物」の収集運搬業許可を受けずに一般廃棄物を収集していたとして、秀明グループ(埼玉県所沢市)の産業廃棄物収集運搬業許可を取り消した。

また同日、「特別管理産業廃棄物」の収集運搬業許可を得ずに該当する廃棄物を引き取り、駐車場で保管していたなどとして、東京都北区の産業廃棄物収集運搬業者(個人事業者)に対して許可取り消し処分を行った。

群馬県では新貫組(群馬県伊勢崎市)の役員が昨年3月4日に焼却禁止を定めた同法の規定に違反したとして罰金50万円の刑を受け、刑が確定したことを受けて積替え保管を除く産業廃棄物収集運搬業の許可を取り消した。

栃木県は、宇都宮地裁で破産手続開始が決定した優学舎(同県大田原市)と中西建設(真岡市)の産業廃棄物収集運搬業許可を29日付で取り消したほか、真岡市の個人事業者に対しても、罰金刑が確定したとして欠格要件に該当することになったとして許可取り消し処分を行った。

岐阜県では、8種類の産業廃棄物収集運搬業許可を得ていた同県中津川市の山内重機に対し、岐阜地裁多治見支部で破産手続きの開始が決定したことを受けて許可全部を取り消した。