行政・団体三重県は12日、災害時に県内自治体の物資拠点から避難所までの物資輸送を円滑・確実に行うことにポイントを絞って方策を検討する「三重県ラストワンマイル検討会」を設置すると発表した。13日に初会合を開く。
熊本地震の際にも、自治体が設けた物資集積拠点には十分な物資があるにもかかわらず、避難所に行き渡らないケースもみられたことから、三重県では「救援物資を避難所まで円滑かつ確実に届けるためには、県と市町が物流事業者など関係機関と連携を図りながら、総力をあげて対応する必要がある」として、県内全市町と県を構成メンバーとして検討会を設けることにした。
13日の初会合では、人と防災未来センター研究主幹の宇田川真之氏が「災害時の物資調達」をテーマに講演するほか、今後の取り組みについて話し合う。