財務・人事三菱倉庫が10月31日発表した4-9月期中間決算は、不動産事業で減益だったものの物流事業がカバーし、全体では増収増益となった。
物流事業は、倉庫・陸上運送事業で自動車部品、食品の取り扱いが増えたほか、港湾運送事業でコンテナ貨物の取扱増、国際運送取扱事業で輸出入貨物の取り扱いが増加したことで、同事業全体の売上高は8.9%増となった。セグメント利益は、営業費用が貨物取扱量の増加に伴い作業運送委託費が増えたものの20.3%の増加。
不動産事業は、主力の不動産賃貸事業で大阪地区のサブリース施設解約などで減少したが、設計施工事業の受注増加により、部門全体では2.9%増となった。セグメント利益は、不動産賃貸事業が減収となったことが影響して4.9%減少した。
■2018年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 105,459 | 8.0% | |
営業利益 | 6,791 | 8.5% | 6.4% |
経常利益 | 9,041 | 18.1% | 8.6% |
当期利益 | 6,393 | 26.3% | 6.1% |