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日通、日マレーシアでハラール一貫輸送体制へ

2017年5月15日 (月)
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ロジスティクス日本通運は15日、同社現地法人のマレーシア日本通運が16日を発行日として、同国政府認証機関マレーシアイスラム開発局から倉庫に関するハラール認証(MS2400-2)を取得したと発表した。

今回のマレーシアの倉庫に関するハラール認証の取得により、マレーシアと日本の発着地を日本通運グループが全てサポートするハラール一貫輸送体制を実現した。同時に、マレーシア国内でも運送と合わせてハラール製品のサプライチェーン全体を幅広くサポートすることが可能となる。

マレーシア国内ではハラールについて、2013年7月、世界で初めて物流に関する認証基準であるMS2400-1(運送)とMS2400-2(倉庫)が制定され、同開発局によって認証の受付が開始された。

マレーシア日通は、14年12月に日系物流企業として初めてMS2400-1(運送)を取得し、マレーシア国内のハラール運送の受託を開始したほか、15年6月に世界最大のハラール機内食メーカーである「ブラヒム社」との業務提携契約を締結し、国内・国際運送に積極的に取り組んできた。

また16年10月にはトラック・貨物用コンテナの宗教洗浄を自社で行うことが可能となる認証を受けているほか、日本国内でも、同開発局の相互認証機関の日本ハラール協会から16年1月に倉庫、2月に運送のハラール認証を取得している。

■認証取得拠点の概要
名称:マレーシア日本通運クランロジスティクスセンター(Nippon Express (Malaysia)  Klang Logistics Center)
所在地:LOT 6082, JALAN HAJI ABDUL MANAN 1, 5 1/2 MILE OFF JALAN MERU 41050 KLANG, SELANGOR, MALAYSIA
総延床面積:2万3000平方メートル