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都内の道路貨物運送業、平均賃上げ妥結額31%減少

2017年5月23日 (火)

調査・データ東京都が都内1000労働組合を対象にまとめた、春季賃上げ要求・妥結状況の中間集計結果(5月18日時点)によると、要求を提出した労働組合のうち、集計可能な423組合の平均要求額は8330円だった。同一労組の前年要求額(8741円)との比較では、金額で411円、率で4.7%の増加となった。

都内民間ですでに妥結した労働組合のうち、集計可能な315組合の平均妥結額は5534円で、平均賃金(31万4518円・39歳)の1.8%に相当。同一労組の前年妥結額(5862円)との比較では、金額で328円、率で5.6%上回った。

産業別・業種別妥結金額の分析対象(5組合以上)となった22業種のうち、前年比が最も高かったのは「宿泊業、飲食サービス業」(26.9%増)で、「食料品、たばこ」(14.4%増)、「卸売・小売業」(10.2%増)となっている。

一方、最も低かったのは「道路貨物運送」(31.2%減)で、「建設業」(20.7%減)、「ゴム製品」(16.6%減)が続いた。最終集計結果は7月3日に発表する。