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双日・富士電機、アルミ製錬プラントの拡張設備を受注

2012年3月22日 (木)

産業・一般双日と富士電機は21日、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・アルミニウム社から、最新鋭のアルミ製錬プラント向けに世界最大容量のアルミ電解用整流設備を受注したと発表した。受注金額は約100億円で、2013年12月の完工を目指す。

 

今回納入する整流器設備はアルミ製錬プラントで、アルミ原材料のアルミナの電気分解に使われる設備。この分野で世界的に実績のある富士電機が製造し、設備の据付工事・試運転までをトータルで行う。

 

双日と富士電機は07年にも第1期製錬所建設として年間生産能力70万トンの同設備を150億円で受注しており、第2期製錬所建設の受注額を合わせると250億円となる。

 

この拡張で、生産能力は年間約70万トンから140万トンへと倍増し、単一のアルミ製錬ラインとしては世界最大となる。アルミ地金は自動車や飛行機の軽量化を図るための素材として新興国を中心に需要が伸びており、世界で年間4000万トンを生産、2030年には8000万トンまで倍増すると見られている。