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CRE、春日部市で2.2万m2の物流施設着工

2017年7月12日 (水)
空白

拠点・施設シーアールイー(CRE)は12日、埼玉県春日部市で新たな賃貸物流施設「ロジスクエア春日部」の建設に6月26日付で着工したと発表した。設計・施工は東洋建設で、2018年6月末の竣工を目指す。

ロジスクエア春日部は1万3662平方メートル(4132坪)の土地に柱部分が鉄筋コンクリート造、梁部分が鉄骨造(3階のみ柱も鉄骨造)の地上3階建て倉庫として開発するもので、延床面積は2万2187平方メートル(6711坪)。

国道16号線と国道4号線(越谷春日部バイパス)に近く、交差する庄和インターチェンジから1.8キロに位置。幅員16メートルの都市計画道路「藤塚米島線」が全線開通すると、国道4号線へのアクセス性も高まる。市街化調整区域内に立地しているが、春日部市の条例で賃貸用物流施設の開発が可能となってり、倉庫業法に基づく営業倉庫登録にも対応する。

施設は17年4月上旬から開発許可に基づく開発工事に着手、本体工事を6月26日に着工し、18年6月の竣工を目指す。ワンフロア2150坪の3階建てとし、1階のトラックバースを北側・東側の2面に、26台分のトラック接車バースを設け、複数テナントが分割使用できるよう配慮。

場内出入口は入口専用、出口専用の2か所のゲートを設け、敷地内車両動線をワンウェイ化することで、トラック車両の輻輳による渋滞や接触事故の防止に努める。

倉庫部分は平均照度300ルクス以上、1平方メートルあたりの床荷重1.5トン、有効高は各階6メートル以上とする計画で、倉庫内の防火区画壁には断熱性・耐震性・美観に優れ、倉庫業法で定められた壁強度(2500N/平方メートル)を備える耐火断熱パネルを採用する。マイナス10度帯までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁として使用することも可能。

ブレース(筋交い)や間柱をなくすことで保管効率を高め、各階に2か所のコンベア貫通用床開口を想定した構造設計を施す。これにより、テナント入居時の各階にまたがった縦搬送マテハン設備が設置できるようになる。

昇降設備は荷物用エレベーター(積載荷重4.1トン、分速45メートル)を4基、垂直搬送機1基(将来対応3基)を計画し、階層間の上下搬送に伴う時間的なロスを抑える。