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佐渡汽船、赤字の寺泊赤泊航路から撤退申し入れ

2017年7月13日 (木)

話題佐渡汽船は13日、臨時取締役会を開き、赤字となっている寺泊赤泊航路からの撤退を軸とした協議を関係者へ申し入れることを決めた。

同航路は1973年の航路開設から収支の赤字が続いており、同社の主力航路となっている新潟両津航路の収支で小木直江津航路、寺泊赤泊航路の赤字を補てんしてきたが、輸送人員の減少に歯止めがかからず14年度以降は赤字基調となっている。

併せて全国的に船員が不足し、同社の経営状況からも中長期的な採用計画に基づく船員の確保が難しいことから「今後の経営環境を考えても極めて厳しい状況にある」と判断。「新潟両津航路、小木直江津航路に経営資源を集約すべき時期にきている」として、寺泊赤泊航路からの撤退を軸とした協議を関係者へ申し入れることにした。