ロジスティクス日立物流が28日に発表した2018年3月期第1四半期決算(IFRS)によると、売上高が5%増収したものの調整後営業利益が2%の減益となった。国内物流・国際物流部門ともセグメント利益が減少した。
国内物流部門は、前年度に立ち上げた流通小売、食品関連が本格稼働したことや、業務提携先との協創効果により、1016億2400万円で2%の増収。セグメント利益は、増収影響や生産性改善効果はあったものの、次世代技術や働き方改革などへの先行投資を実施したことにより、47億9300万円で5%減少した。
国際物流部門は海外地域のフォワーディング事業の物量回復や前年度に立ち上げた案件(自動車、アパレル関連)の本格稼働により11%増加し、622億9200万円となった。セグメント利益は、全社費用負担の見直しによるセグメントへの負担増もあり、13億9900万円で10%減少した。
■2018年3月期第1四半期(単位:百万円)
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 168,851 | 5.2% | |
営業利益 | 6,564 | -2.4% | 3.9% |
EBIT | 7,932 | 21.9% | 4.7% |
当期利益 | 4,784 | 45.5% | 2.8% |