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アスクル、火災後の物流9月末復旧へ「計画通り」

2017年9月14日 (木)

話題アスクルは14日、埼玉県三芳町の同社物流拠点で火災が発生した後の物流・配送施策の状況を説明した。

同社初の通販サイト「LOHACO」(ロハコ)専用物流拠点として稼働を開始した「AVC日高」(埼玉県日高市)は4月に仮稼働を開始し、9月末までに仕分け支援システム、自動梱包システムといった物流設備の導入を終え、「完全復旧」を果たすという同社の計画通り進行。

▲AVC日高

その後も拡張設備として自動荷合わせシステムを設置し、2018年5月に物流の「生産性」が完全回復すると、火災前と比べて出荷能力は60%アップ。火災直後に激減したLOHACO専用商材についても倍増する見通し。

西日本では同社最大の物流拠点「AVC関西」として運用する、大阪府吹田市の物流施設「GLP吹田」が9月7日に竣工、18年2月初旬に本格稼働に入る計画。16万5000平方メートルの延床面積を活用し、25万SKUの高密度在庫を実現、省人化を進めて庫内比を従来の8割に抑える。

今後は自社グループのドライバー増員、時間帯指定宅配サービスの拡大による不在率低減、ビッグデータ・AIによる配送の見える化改革、エコ配の活用といった施策に取り組む。