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デンカ、がん治療ウイルス製剤の製造設備竣工

2017年10月6日 (金)

メディカルデンカ(東京都中央区)は6日、傘下のデンカ生研が新潟工場に建設していたがん治療ウイルス製剤「G47Δ(デルタ)」製造設備(41号棟)が竣工したと発表した。

G47Δは、遺伝子改変単純ヘルペスウイルスI型を用いた新しいコンセプトのがん治療薬で、2015年から悪性脳腫瘍の一種、膠芽腫(こうがしゅ)のフェーズ2医師主導治験が行われている。

デンカ生研は東京大学医科学研究所の藤堂具紀教授から委託を受け、実用化に向けた大量生産法の開発を2015年から進め、初期製造設備を完成。製剤が厚生労働省から製造販売が承認された後に稼働させる。