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メディカルデンカ（東京都中央区）は20日、新潟県五泉市の五泉事業所鏡田工場において、抗原迅速診断キットと検査試薬の製造を行う新棟が完成し、稼働を開始したと発表した。
新棟の延床面積は1万7000平方メートル、地上4階建て。投資額は122億円で、自動化倉庫や無人搬送車両、MES（製造実行システム）を導入し、生産・物流プロセスの効率化を図る。抗原迅速診断キットの生産能力は従来比2.5倍、検査試薬は2倍となる。
製造品目には新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス、RSウイルスの抗原迅速検査キットのほか、免疫血清検査試薬や細菌・ウイルス検査試薬などが含まれる。物流設備のデジタル化により、検査体制の拡充と供給の安定化を図る。
▲五泉事業所鏡田工場の製造新棟（デンカ）
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