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日本曹達、二本木工場でHPCの生産能力を増強

2012年5月22日 (火)

拠点・施設日本曹達は22日、医薬品添加剤ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)の生産能力を増強すると発表した。約20億円を投じ、現在年産1500トンの二本木工場(新潟県上越市)の生産能力を2014年秋までに2000トンに引き上げる。

HPCは医薬品添加剤、特に固形製剤の結合剤として使用されている。医薬品の市場は世界的に拡大傾向にあり、同社でも医薬品生産量の堅調な伸びに伴い段階的に生産量を増加してきた。また、ことし4月からはHPCの新規銘柄として超微粒子品の販売を本格化している。

これらの旺盛な需要に対応するとともに、安定的な供給体制を確保するため、製造設備の生産能力増強を決めた。同社では4月から欧州での在庫販売を開始しており、安定的な販売体制を構築するとともに、今後の需要拡大に対応していく。