｢物流への負担避けたい｣、古本買取サイトが販促時期見直し

話題インターネットを中心に古本の買取・販売を行うバリューブックス（長野県上田市）は、毎年12月に行っていた「買い取り20％アップ」の年末キャンペーンを1か月前倒しし、11月1日から30日まで同じ内容のキャンペーンを展開すると発表した。

「日本の物流はパンク状態になっている。ただでさえクリスマスや歳暮などのイベントで物の行き来が盛んになる12月にキャンペーンを実施することで、物流にさらなる負担をかけるのは避けたい、と判断した」

同社はキャンペーンを前倒しした理由をこう説明し、創業当初から行っていた12月のキャンペーンを「一切取りやめる」ことにしたという。

11月1日から開始した買取額アップキャンペーンは、会員制買取りサイト「VALUEBOOKS」（バリューブックス）と買取りエンターテイメントサイト「Vaboo」（バブー）の2サイトで展開する。

▲バリューブックス上田原倉庫

例年、同社には書籍の買取りが活発になるこの時期だけで月104万冊、ダンボール換算で2万7000箱が送られていたが、キャンペーンを前倒しすることで、「業界全体から見ればほんの小さな取り組みに過ぎないが、物流業界の負担軽減化の一助となることを願っている」としている。

■会員制買取サイト「VALUEBOOKS」
https://www.valuebooks.jp/

■買取りエンターテイメントサイト「Vaboo」
http://www.vaboo.jp/