上半期の産業機械受注、3期ぶりに増加

調査・データ日本産業機械工業会が13日発表した、2017年度上半期（4-9月）と9月の産業機械受注状況によると、上半期は内外需とも増加し、受注高が2兆3603億円（前年同期比10.1％増）となった。3期ぶりに前年を上回った。内需は1兆5941億円で11.8％増、外需は7662億で6.8％増加した。

内需のうち、製造業向けは9.4％増、非製造業向け15.5％増、官公需向け13.2％増、代理店向け7.4％増加。増加した機種はボイラ・原動機（25.7％増）、鉱山機械（8.1％増）、冷凍含む化学機械（1.6％増）、タンク（12.4％増）、プラスチック加工機械（17.5％増）、ポンプ（5.4５増）、圧縮機（8.7％増）、送風機（14.8％増）、運搬機械（1.8％増）、金属加工機械（65.8％増）、その他機械（14.1％増）の11機種で、減少した機種は変速機（15.3％減）の1機種だった。

外需で増加した機種は、冷凍含む化学機械（31.4％増）、プラスチック加工機械（48.1％増）、ポンプ（11.5％増）、圧縮機（43.1％増）、運搬機械（64.6％増）、変速機（1.7％増）、金属加工機械（24.9％増）の7機種で、減少した機種はボイラ・原動機（24.7％減）、鉱山機械（42.5％減）、タンク（29.1％減）、送風機（40.4％減）、その他機械（24.5％減）の5機種。

機種別では、ボイラ・原動機が食品、電力の増加で3.6％増、鉱山機械が窯業土石、鉄鋼の増加で1.9％増、冷凍含む化学機械が食品、はん用・生産用、電気機械、官公需、外需の増加で9.9％増、タンクが石油・石炭の増加で5％増となった。

プラスチック加工機械が自動車、その他製造業、外需の増加で33.7％増、ポンプが非鉄金属、情報通信機械、官公需、外需、代理店の増加で6.7％増、圧縮機がはん用・生産用、外需、代理店の増加で22.3％増、送風機が電力、運輸・郵便、代理店の増加で9.1％増。

運搬機械が繊維、自動車、運輸・郵便、官公需、外需の増加で20.5％増、変速機が建設、運輸・郵便、官公需の減少で12.5％減、金属加工機械が鉄鋼、非鉄金属、金属製品、自動車、外需の増加で50.4％増。その他機械が官公需の増加で3.3％増となった。

一方、9月の受注高は5815億7000万円で前年同月に比べて19.9％増加した。内需は4122億1800万円で29.5％増、外需は1693億5200万円で1.7％増加した。