財務・人事三菱ロジスネクスト(LN)は5日、2026年3月期の通期連結業績予想を下方修正した。売上高は前回予想から250億円減の6500億円、営業利益は90億円減の240億円、経常利益は同じく90億円減の180億円、最終利益は60億円減の110億円に引き下げた。
米国による対日相互関税は15%で妥結されたものの、鉄鋼・アルミ製品への追加関税50%が維持されていることや、米州の製造業PMIが活動縮小を示唆していることから、同社は米州での需要減、販売台数減を織り込まざるを得ないと判断。また、エンジン車を中心に米州市場での競争環境が悪化しており、受注確保のための販売コストが想定以上に増加。加えて、価格転嫁も全額実施は困難との見通しから、業績予想を引き下げた。
同日発表した、第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比3.7%減の1596億7300万円、営業利益が12.1%減の61億5700万円、最終利益が77.3%減の17億6300万円となり、減収減益での着地となった。
国内事業は、売上高が2.6%減の452億5000万円だったが、価格適正化の進展により営業利益は2.6倍の7億600万円と増益を確保。一方、海外事業は売上高が4.2%減の1144億2200万円、営業利益は19.1%減の54億5000万円と減収減益。欧州・アジア・中国では増益となったが、米州の落ち込みが全体に影響した。
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