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M&Aブリヂストンは5日、グループ会社でカーボンブラックの製造・販売を手がけるメキシコ・カーボン・マニュファクチュアリング（MXCB、メキシコ）を、米キャボット・コーポレーションに譲渡する契約を締結したと発表した。
ブリヂストンは現在、原材料調達から物流・販売までを含むタイヤ事業のバリューチェーン全体で、生産性と創造性の向上を推進しており、今回の譲渡はその一環として位置付けている。譲渡先のキャボットは、グローバルに広がる供給体制と高い技術力を有するカーボンブラック業界の大手で、1950年代からブリヂストンとの取引関係がある。
今後ブリヂストンは、プレミアムタイヤやサステナビリティ分野など、競争力の源泉となる素材については内製を継続。戦略的カーボンブラックの開発・生産は、グループ会社の旭カーボン（新潟市東区）が担う。なお、今回の譲渡による2026年3月期の連結業績への影響は軽微としている。
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