財務・人事日本郵政が14日に発表した9月中間決算によると、上半期の日本郵便の業績は経常収益1兆8347億円(前年同期比2.5%増)、経常損益128億円の損失(前年同期から147億円改善)、中間純損益171億円の損失(116億円改善)となった。郵便・物流部門で料金改定の進展とゆうパックの増加などで売上が244億円増えた。
この増収により、ゆうパックの増加に伴う費用増や賃金単価上昇、減価償却費を吸収、営業費用の増加を194億円に抑えて営業損益を50億円改善した。
国際物流部門はロジスティクス事業の収益が拡大し、前年上半期比で1億100万豪ドルの増収を確保。円ベースでは為替要因もあって338億円の増収となったが、営業損益はほぼ半減して3300万豪ドルにとどまった。四半期ベース(3か月)の営業損益は、直近の2期連続の赤字から4200万豪ドルへと黒字に転換した。
■2017年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 1,831,773 | 2.6% | |
営業利益 | -12,238 | - | - |
経常利益 | -12,882 | - | - |
当期利益 | -17,142 | - | - |