財務・人事日本郵政が14日に発表した2018年3月期第3四半期(4-12月)決算によると、日本郵便の業績は経常収益2兆9307億円(前年同期比3.5%増)、経常利益739億円(2.3倍増)、四半期純利益665億円(2.2倍増)となった。
郵便・物流部門でEC市場活性化により、ゆうパック・ゆうパケットの取扱数量の増加基調が続き、収益拡大をけん引した。人件費や集配運送委託費などの費用が増加したものの、それを上回る増収により、営業利益は416億円増の751億円となった。
国際物流部門はロジスティクス事業の収益が拡大し、2億1800万豪ドルの増収を確保。円ベースでは為替要因もあって543億円の増収となった。営業利益(EBIT)は、四半期(3か月)単位で、前年同四半期と直前四半期を上回る6600万豪ドルだった。累計では前年同期比1700万豪ドル増の1億豪ドルと、増収増益。
■2018年3月期第3四半期
累計(億円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 29,266 | 3.5% | |
営業利益 | 751 | 124.2% | 2.6% |
経常利益 | 739 | 130.9% | 2.5% |
当期利益 | 665 | 115.9% | 2.3% |