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日本郵便・中間、ゆうパック伸び営業損失圧縮

2015年11月13日 (金)

ロジスティクス日本郵政が13日に発表した日本郵便の9月中間決算は、ゆうパックや国際スピード郵便(EMS)の取り扱い増加とトールグループを連結化した効果で売上を2608億円伸ばし、1兆6330億円となった。また、金融窓口事業で利益を79億円増やし、全体の営業損益が90億円改善、損失額を268億円に圧縮した。

▲取扱物数の推移(出所:日本郵政)

▲取扱物数の推移(出所:日本郵政)

郵便・物流事業では、ゆうパックの取扱数がEC市場の拡大と中小口営業活動の強化で3期連続の増加。前年度後半からの中国宛てのEMS・国際小包など国際郵便の増加が継続したほか、スマートレターなどの新サービスの拡充などに取り組んだことで353億円の増収となった。人件費単価の上昇を集配業務の生産性向上で吸収し、営業損益は32億円改善した。

国際物流ネットワークを事業基盤とするトールグループが中心となった国際物流事業は、連結化した7月以降の3か月間の売上高が1914億円(21億5600万豪ドル、0.8%増)、営業利益は80億円(9000万豪ドル、12.1%増)で増収増益となっている。

トールグループが加わったことで、日本郵便のセグメントは郵便・物流事業、国際物流事業、金融窓口事業の3部門構成となった。

[日本郵便]2016年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第2四半期2015年3月期第2四半期増減 
売上高
1,633,0581,316,06524.1%
営業利益
-26,874-36,545-
経常利益
-21,802-33,689-
当期純利益
-12,509-38,665-