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フェデックス、上海の拠点を拡充、貨物需要増に対応

2010年8月19日 (木)

ロジスティクス中国最大の遂寧路営業所フェデラルエクスプレス(フェデックス)は18日、中国の国内輸送ネットワークと貨物取扱施設に対する投資を拡大したと発表した。

 

国際航空貨物を取り扱う中国最大の遂寧路営業所を拡充したもの。2階建てのこの営業所は、1階が貨物を取り扱うオペレーションエリアと上屋エリアで構成され、最新鋭の輸出入貨物用の仕分けシステムを設置。2階はオフィスエリアと上海の全貨物の集配を統括するディスパッチセンターとなっている。

 

床面積を4200平方メートル以上に拡大したことに伴い、オペレーションエリアが約800平方メートル、仕分け用ベルトは約30メートル拡張。現在の社員数は約180人で、1時間当たりの貨物仕分能力は最大2800個に向上した。将来的な貨物需要の増加に合わせてさらに拡張できる仕様となっている。

 

同営業所は、上海市長寧区遂寧路沿いの上海虹橋総合交通ハブエリア内にあり、長寧区・青浦区・松江区、閔行区の一部地域で国際航空貨物の集配業務を行っている。フェデックスは現在、上海で浦東国際空港内に国際航空貨物用ゲートウェイを1か所、国際航空貨物用営業所を4か所、中国国内貨物用ディストリビューションセンターを1か所、中国国内貨物用営業所を2か所展開している。