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船主協会、広島県福山市の小学校で海運授業

2017年12月13日 (水)

行政・団体日本船主協会は13日、学校教育に海運をはじめとする海事産業を取り上げてもらうための活動の一環として、昨年に続いて、地元の会員会社2社協力のもと、8日に広島県の福山市立常石小学校の社会科の授業に講師を派遣したと発表した。

同校ではこの授業に先立ち社会科授業の一環として常石造船での工場見学が行われており、今回の授業ではそこから発展させて、海運の現場で働いている人の「生の声」を聞くことでより深く海運に興味を持ってもらうことを目的として開催した。

参加した5年生の児童21人は、社会科教科書の貿易に関するデータなどから「私たちの暮らしは輸出入によって支えられている」「輸入品で物をつくって、それを輸出している」といった気づきや、「輸出入できなくなったら私たちの生活はどうなるのか」「なぜ同じものを違う国から輸入しているのか」などの疑問があがり、講師に対し船や船員についての質問を行った。

授業を終えた児童たちからは「船員の仕事は海の観察だけかと思っていたが、安全に気を付けたり、エンジンをチェックするなどたくさんの仕事をしていることがわかって勉強になった」「船の知らないことをたくさん知ることができてよかった」などの感想が寄せられ、特に船員の生活や仕事について興味を持った様子だった。