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アクティブファーマ、富山市で研究・倉庫設備拡張

2017年12月14日 (木)

拠点・施設三谷産業は13日、子会社で医薬品原薬の開発・製造を担うアクティブファーマ(東京都千代田区)が富山八尾工場(富山市)に研究・品質管理棟と少量合成棟を新設するとともに、原料・製品倉庫を拡張すると発表した。

政府は2020年9月までのなるべく早い時期に、医薬品に占めるジェネリック医薬品の数量シェアを80%以上にするロードマップを策定していることから、ジェネリック医薬品の需要はさらに拡大する見通しとなっている一方、薬価改定が2018年度から毎年行われるため、医薬品メーカーによる原薬メーカーへのコスト削減圧力が強まるとみられている。

そこでアクティブファーマは、研究開発のスピードを加速させ、ICH-Q11に対応した品質管理体制を中間体原料も含めて厳格化し、収益基盤の強化を図るために研究・品質管理棟・少量合成棟の新設を決定。

富山八尾工場の連続生産による生産量増加と取り扱い品の増加を見据え、保管場所を確保するため、原料・製品倉庫を拡張することにした。

これら一連の設備投資に13億円を投じ、来年5月に着工、19年3月の完成を目指す。原料・製品倉庫の拡張面積は520平方メートル。アクティブファーマは日医工との合弁会社で、三谷産業が51%を出資している。