ニプロ、三重県に医薬品の検査包装に特化した新工場

拠点・施設ニプロは9日、医薬品製造子会社ニプロファーマ（大阪市中央区）の伊勢工場（三重県松阪市）敷地内に医薬品検査包装工場と品質管理棟の建設を決定した、と発表した。

国内の医薬品市場では、2018年度から20年度までにジェネリック医薬品の数量シェアを80％以上とする国の普及推進策で、ジェネリック医薬品の市場シェアが拡大する一方、外資系製薬企業による新医薬品の投入が速いペースで進められており、これに対応するとともに生産ニーズを充足させるため、新たに医薬品の検査包装に特化した工場を建設することとした。

また新工場の稼働により、同社グループのほか工場との間で医薬品検査包装拠点の分散化による危機管理や安定供給体制の構築を推進していく。

■新工場概要
所在地：三重県松阪市嬉野天花寺町647-240ニプロファーマ伊勢工場内
医薬品検査包装工場の構造：鉄骨造2階建て、延床面積3960平方メートル
品質管理棟の構造：鉄骨造5階建て、延床面積3212平方メートル
投資金額：29億4000万円
稼働開始日：医薬品検査包装工場2017年4月、品質管理棟2017年12月